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マーケティングオートメーション(MA)ツールの比較

2017年7月20日

昨年からWEBマーケティング界隈で話題のMAツールについて少し調べてみました。

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昨年あたりからWEBマーケティングで話題のMA。先行してアメリカでバズワードとなったマーケティングオートメーション(MA)は色々形を変えてMAとは言わなくなったとかなんとか聞きましたが日本ではまだまだMAで浸透しています。

マーケティングオートメーション(MA)とは

マーケティングオートメーションとは、マーケティングの各プロセスおけるアクションを自動化するための仕組みやプラットフォームのことを指します。顧客や見込み顧客に対して、どんなアクションをとってきたかを記録し、「最適なコンテンツを、最適なタイミングで、最適な方法で届ける」ことを目的に利用されます。「メール配信」「セミナー管理」「Webアクセス履歴」「フォーム機能」「リード管理」「スコアリング」など、マーケティングのアクションが集約されたプラットフォームです。

マーケティングオートメーション(MA)とは|デジタルマーケティングラボ 

今回はMAの導入コンサル会社の方からMAツールについて色々お伺いしたので表にしました。

名称 特徴 導入費用 国内外
マルケト(Marketo) 高機能でシナリオ設計がパワフル 色々入れて年間通して1,000万円想定 海外
Oracle エロクア (Eloqua) 歴史としては古い。高機能だがオペレーションの難易度が高い 高価格 海外
Salesforce パードット(Pardot) マルケトと競合 マルケトと同等 海外
Adobe Marketing Cloud 高機能。エンタープライズ 高価格 海外
シャノン セミナーやイベントの管理や連携が強い。国内大手の導入事例も多い 高価格 国内
ビーダッシュ(b-dash) 新興の会社。個別カスタマイズしてくれるのが魅力 高価格 国内
さとり(SATORI) アンノウンの獲得やBtoC向けプロモーションに強い。サイボウズのキントーンにも連携機能あり 高価格 国内
リストファインダー 導入費用が安い。企業IPが魅力。MAとしてはそこまで高機能ではない。 初期費用10万円~ 国内
カイロス(Kairos) 導入費用が安い。基本的な事は出来る。 初期費用5千円~ 国内
Mautic サーバーインストールタイプは無料のオープンソース。基本的な機能のみ。 クラウド版は有料 海外

表でいうと上のほうが人気があり高機能なもので、下の方が費用的にも導入しやすいツールになっています。マルケトが事前の下調べでは好印象だったのですが、コンサルサポートが必須で、年間通してのランニングは1,000万円くらいはみておいたほうがいいとの事。MAが初めての場合はリストファインダーやカイロスあたりから始めてみるのも良いとの事です。慣れてこれば部分的にマルケトといったツールを導入するなど目的やコストを意識した運用が良さそうです。Mauticはサーバーインストールなら無料で利用できるので勉強がてらに触ってみようと思います。