Blog

WEBコンサルタント

2008年4月16日

最近よく耳にするWEBコンサルタントという新しいWEB業界というフィールドの職種を紹介しようと思います。

ミツエーリンクスさんでの募集項目によると「Webサイトの構築・運用に関わる分析・診断業務を通して、顧客企業への提案活動を行う」との事だそうです。

さらに具体的に引用すると「Webサイトのアクセスログ解析、ユーザビリティ診断、競合サイト調査、SEO対策等の解析・コンサルティング業務」となるらしいです。

WEBプロデューサーとWEBディレクターとどう違うの?という疑問が出てきますが、僕なりの解釈で説明するとWEBコンサルティングはWEBプロデューサーとWEBディレクターに比べ、既にある既存サイトの改善という点と、クライアントのリアルビジネスを含めたWEBを利用しての改善という点が大きいのかなと思います。

従来であれば、フィールドは主に、WEB媒体を利用してのビジネス戦略を担える人材がいない中小企業をサポートする形で、WEBディレクターが兼任するようなイメージでしたが、最近では、大企業においてもWEBコンサルタントの需要があるように思います。

背景としては”WEBサイトを作ってみたが、思うような結果がでない“”ROIを意識した結果の出せるWEBサイトを作りたい”というニーズがあるからかなと思います。

作って終わりのWEBサイトでは、もはや集客は難しい時代。同じようなサービスを提供するWEBサイトが無数に存在する今の現状において、ただWEBサイトを構築するだけではビジネスとして機能しないというのは身にもって感じます。

WEB制作会社が直取引で仕事を取っていくためにはこのようなWEBコンサルタントというフィールドの人材が必要になってくるんだろうなと感じます。

僕も仕事では、クライアントに対してハンズオントレーニングで運用面でのコンサルティングを行ったり、WEB媒体だけではなく、WEB媒体がチラシや営業を補完するような形でのコンサルティングを行ったり、アクセスログのデータマイニングからの現状分析から既存サイトのユーザビリティやアクセシビリティの強化によって、コンバージョンレートの改善などを行ったりしていて、これらの業務の重要性を非常に感じます。

これらの業務を独立した形で行うことができ、深い部分まで精通しているプロフェッショナルであるWEBコンサルタントの需要はこれから高まるだろうなと感じる今日この頃です。