初心者向けのRuby on Railsの用語説明
2007年12月6日
ちょっと前にRuby on Railsの勉強を2.3日して止まってましたが、また熱が入りRuby on Rails界隈のことを少しまとめてみました。あくまで初心者向けですのであしからず。個人的にですが、この程度の仕組みをなんとなくわかればRuby on Railsの勉強が少し楽しくなりました。
この記事の内容
お勧めの開発環境はAptana+instantrailsで決まり
Ruby on Railsのアプリケーションを開発する上でAptanaとinstantrailsを使用するのがお勧めだという記事がありました。AptanaはEclipsベースのソフトウェアでRuby,Rails関連の機能,HTML,CSS,Javascriptも扱える優れものです。そして以前にも紹介したinstantrailsはMySQL,Ruby,Rails,ApachがセットになったRails開発にもってこいのアプリケーションです。
参照サイト:http://japan.zdnet.com/sp/report/story/0,2000056431,20352478,00.htm
Active RecordとはDBに接続するためのマップのようなもの
Active RecordはマップのようなものでSQLを書かなくてもデータベースに接続できるためのO/Rマップの機能を持っています。
Scaffoldとは関連付けされたMVCの骨組みを自動生成してくれるメソッド
Scaffoldというのは「土台」という意味だそうで、いわゆるWebアプリケーションのひな形を作り上げるメソッドです。instansrailsにはGeneraterという機能があり、そこでScaffold Generaterというコマンドを行いクラスからコントローラー、ビューなどの骨組みを自動で生成することができます。
Rakeとは様々なタスクを呼び出せるコマンドである
Rake は簡単に説明するとRubyで記述された様々なタスクをコマンドプロンプトを利用して呼び出し、実行することができる機能です。Railsが導入済みであれば、Rakeにすでにインストールされています。Rakeでできることは以下の記事を参照してください。タスクの解説など色々とまとめられています。
参照:http://rubist.blog77.fc2.com/blog-entry-50.html
MigrationとはSQLなしでデータベース管理を行う機能
Migration とは、Railsで使うデータベースの管理機能で、テーブル作成・カラムの追加/変更などの作業を一元管理できます。SQL でスキーマを書くのではなく、Rails独自の記法(Rubyの文法の範囲内)を使ってDB管理を行います。以下のようなメリットがあります。
- スキーマのバージョン管理ができる
- rake コマンドでスキーマのバージョンアップ/ロールバックが可能
- データベースに依存しない書き方ができるので、他のデータベースに切り替えるのが容易
参照:http://tam.qmix.org/wiki/Migration.html
Action Mailerとはお問い合わせページを簡単に作るプラグイン
Action MailerはRailsの問い合わせフォームを作るプラグインの一つです。Railsではこのような様々なプラグインを利用して簡単に最低限必要な機能を備えたシステムを構築できます。あとはそれらにRubyで肉付けをしていくような感覚です。
Active Heartとは日本語環境を簡単に構築するプラグイン
Railsで日本語環境を構築するためのプラグインです。Railsはそのままでアプリケーションを作成するとすべて英語で表示され、日本語を使用すると文字化けしてしまいます。日本語を使用するときはconfig.rbなどで文字コードを変更する手順を踏まなければなりません。それらを簡略化するために、このプラグインを使用すると便利です。またAction Mailerの送信データを日本語でも文字化けしないように変換してくれるライブラリもセットでついています。
LoginEngineとは認証機能を簡単に作るプラグイン
Railsで認証システムを作るときのプラグインです。メールアドレスとパスワードでユーザー認証する仕組みです。プラグインを実行するだけで、ユーザーの新規登録、登録したメールアドレス宛に通知を送る機能、パスワードを忘れた際にメール宛に再送信してくれる機能など、骨組みの段階から、かなりしっかりした機能を持っています。
参考:http://tam.qmix.org/wiki/LoginEngine.html