広告におけるストーリー
更新日:2007年12月4日|公開日:2007年12月4日
プロモーションや広告での導線設計、いわゆるストーリーについて考えてみます。
ストーリーの重要性はとりわけ広告にかぎりあるわけではなく、営業などコミュニケーション全般においても言える事だと考えています。
営業におけるストーリー
- こういった経緯で
- こういった商材が
- こういった人にニーズがあり
- 例えば、こういった方々が
- こういったやり方で
- こういった人々に対して
- ニーズを満たしています
- 御社の場合、こういったやり方で
- こういった人々に対して
- こういったニーズを満たすことができるでしょう。
マーケティングの順序に関係なくストーリーは適用できる
プロモーションやWEBサイトでストーリーを考える場合、ニワトリが先かタマゴが先かといった感じですが、マーケティングを行う順序は様々です。
- 戦略・企画→ターゲット→コンテンツ
- スタンダードな順序になります。まずは戦略・企画を練って、それに対するターゲットを定め、ターゲットのニーズに合うコンテンツを作る方法です。
- ターゲット→戦略・企画→コンテンツ
- 地域・ユーザー層をあらかじめ特定したプロモーションの場合は、ターゲットに適した企画・戦略を練り、コンテンツを作ります。
- コンテンツ→戦略・企画→ターゲット
- 良いコンテンツのアイデアがあった場合、そのコンテンツに適した戦略・企画を練りターゲットを定めます。
順序を考える際には、まずクライアントが最初に何を持っているか、何を考えていたかを考慮した上で最初のキックオフで戦略・企画を練るのか、ターゲティングを行うのか、コンテンツを作るのかといったことを考えなければいけません。
ストーリーの重要性とポイント
このように順序が様々であっても良いプロモーション・広告にはそこにストーリーがかならず存在するように思えます。ストーリーがチグハグな場合や、現実的に難しい場合だと気づいた際には、もう一度マーケティングを見直しましょう。
また、チラシ、検索エンジン、リスティング広告、ポータルサイト、ソーシャルメディアの広告枠等、広告を打ち出す媒体も様々なので、ストーリーの整合性を保ちつつ、それらの媒体に適したスタート地点から目的、目標に向かう一本のストーリーを描くことが大切になってくると思います。
そこでストーリーを考える際に、かならず考えなければいけないことは
- どのようにコンテンツの趣旨・特性を伝えるか
- どのようにユーザーをサイトへ引き込むか
- どのようにモチベーションを保ちつつサイトを利用してもらうか
こういった上記の項目ごとに明確なストーリーを考えます。広告や営業でもそうですが、物事を人に伝えるためにストーリーを描く事はは非常に強力な武器になってくれるのかなと感じます。
参考サイト:クライアント視点の広告論