SEO界隈の頭の整理
2013年10月30日
Googleマット・カッツが語る検索の今と未来 #PubCon Las Vegas 2013
海外SEO情報ブログの上記の記事を読んでSEO界隈の自分の頭の整理のための記事になります。
相違点あればご指摘いただければ幸いです。
パンダアップデート
高品質なサイトをより上位に 表示し、検索結果の品質を高めるためのアルゴリズムの改変。
質が高いと見なされる指標
- オリジナルな内容のコンテンツである
- 自動生成されたものでなく且つ情報量が多い
- 広告が極度に多くを占めていない
- トラフィック、再訪性が高くSNSでの評価が高い
質が低いと見なされる指標
- 重複サイトやコピーサイトなどでオリジナルな内容のコンテンツが乏しい
- 自動生成されたサイトや情報量の少ないサイト
- 広告(バナー)がサイトの多くのコンテンツを占める
- コンテンツの信頼性がない、または低い
2011年2月24日~2013年7月18日まで計29回程行われている。
ペンギンアップデート
スパムやGoogleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイトの排除を目的とした新しいアルゴリズムの改変。パンダアップデートが内的要因の改変としたらパンダアップデートは外的要因の改変になる。
排他されたサイトの特長
- ブラックハットなSEOを過剰に施工したサイト
- Database Drivenなサイト(Press Portal、News Aggregatorなサイトも)
- 同一テンプレートで作ったサイト(heavily template based websites)
- 他サイトのコンテンツをかき集めて加工しただけの意味のないサイト
- 検索利用者にとって意味のないディレクトリやリンク集
- SEOリンク構築目的のブログネットワーク
2012年4月24日~2013年10月4日まで計5回程行われている。
ハミングバードの導入
会話型検索の処理能力の向上によるアルゴリズムの改変。
クエリ全体つまり話し言葉や文章、そのクエリが持つ意味を理解する。
主に音声検索やGoogle Nowといった対話型システムのための機能向上を目的としたものと思われる。
特にSEOにはほとんど影響しない。ロングテールばかりを狙っているようなスパマーは影響を受けるかもしれないとの事。
ナレッジグラフの導入
検索対象を「文字列 (strings)」としてではなく「ものごと・存在 (things)」、すなわち「エンティティ (Entities)」として認識し、通常の検索結果とは別にクエリに関する情報を検索結果の“右パネル”に表示している。
以下は「安倍晋三」で検索した例です。
ナレッジグラフ内の「他の人はこちらも選択」で表示されている歴代首相や橋下さんなどは次項で説明するディープ・ラーニングの精度の向上なのかもしれない。
ディープ・ラーニングの向上
モノゴトの繋がり、関係性などの学習能力がさらに向上している。
例)日本の首都が東京、アインシュタインが科学者でモーツァルトがバイオリニストなど。
オーソリティの検出と順位アップ
例えば、医薬品メーカーが何かの薬や病気に特化したサイトを作るとアルゴリズムが自動でそれを検出し医療系のクエリで若干より上位に表示するように改変された。
スマートフォンサイト対策の有無による評価
- スマートフォンサイトで見やすい対策がされているか
- FLASHを使っていないか
- 表示速度は遅くないか
- すべてトップページにリダイレクトしていないか
などといった項目を元にサイトの順位を下げることがある。
その他
- requestAutocompleteを利用するといい
- 著者情報表示は今後きびしくなる
- スパムっぽく見えたり質が低いサイトだとしたら、リッチスニペットが出にくくなる
- GoogleがJavaScriptに対してより賢くなる
最近は担当業務の兼ね合いでまったく仕事上でSEOという言葉も出ず、動向を追いかけていませんでしたが、色々と賢くなっているんですねGoogleさん。