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WEB2.0の失速

2007年3月22日

メディアパブさんの記事Web2.0が失速?!を読んで感じたことを書きとめておきます。

思えば、ここ最近WEB2.0関連のエントリーを書いてないような気がします。実際、WEB2.0に興味がなくなったわけではないのですが、WEB2.0の思想というのが僕の中でかなり浸透してきたって感じで、新鮮味がなくなってきたという事なのかもしれません。

思えば昨年、オンラインカレンダーのkikoのeBayでの売却のニュースを見てからなのかもしれませんが、同じようなWEB2.0系サービスが乱立してきて2000年の時のようなITバブル崩壊の兆しのようなイメージがありました。

現在オンラインカレンダーのようなサービスを提供している国外/国内の企業はいくつあるのでしょうか?その中で実際に利益を出している企業は?勝手な推測ですが、きっと5本の指で数えるほどしかないのでしょう。

WEB2.0的機能である共有、コミュニケーションといったような機能がGoogleのサービス一つで事足りるようになった時代には”利益を創出する”という面においてWEB2.0的サービスを展開する企業には無力感さえ感じます。

時代は早くもセマンティックウェブという旗を掲げた、いわば実体の伴わないWEB3.0という言葉までも作り出しています。

生き残るのは本当に人々から必要とされる物だけなのかもしれません。そして、それは普遍的なものであり、WEBという物が生まれたその時点からすでに始まっていたような気がします。