コアウェブバイタルの計測について
更新日:2026年2月17日|公開日:2026年2月17日
コアウェブバイタルとは?
コアウェブバイタルとはGoogleが推奨したWEBサイトの読込速度やサーバーとの応答速度のパフォーマンスの指標のことを指します。
この数値が短いほうが読込速度が速いということになりSEOにも有利に働くということから注目をされている計測手法になります。
また最近ではWEBサイトのリニューアル案件のRFPの要件としてもこの数値目標が設定されていることが多くなってきました。
主要な計測数値について
基本的には以下のLCP、INP、CLSがコアウェブバイタルの主要な指数になります。
LCP (Largest Contentful Paint)
- 測るもの:読み込みの速さ
- 意味: ページ内で最も大きなメインコンテンツ(画像や動画、見出しのテキストブロックなど)が表示されるまでの時間を測ります。
- 目安: ユーザーがページにアクセスしてから2.5秒以内に表示されるのが「良好」とされます。
INP (Interaction to Next Paint)
- 測るもの:操作への反応の速さ(応答性)
- 意味: ユーザーがページ内でクリックやタップ、キーボード入力などのアクションを起こした際、その結果が画面に反映(描画)されるまでの遅延時間を測ります。
※以前は「FID(First Input Delay)」という指標でしたが、2024年3月にこの「INP」に置き換わりました。 - 目安: 200ミリ秒以内が「良好」とされます。
CLS (Cumulative Layout Shift)
- 測るもの:視覚的な安定性
- 意味: ページの読み込み中に、意図しないレイアウトのズレ(ガクッとコンテンツが下に下がる現象など)がどれくらい発生したかをスコア化します。これにより、誤タップなどのストレスを防ぎます。
- 目安: スコアが0.1以下であることが「良好」とされます。
その他の計測数値について
さらに細かな数値としては最初の応答速度のTTFB、LCPよりも前段階の最初の要素の読込までの速度のFCP、JSなどの裏側の処理が終わるまでのTBT、全体的なスピードの指数のSIなどがあります。
TTFB (Time to First Byte)
- 測るもの:サーバーの応答速度(すべての始まり)
- 意味: ユーザーのブラウザがWebサーバーにリクエスト(「このページを見せて」という要求)を送ってから、サーバーから最初の1バイトのデータが返ってくるまでの時間です。
- 重要性: ページの読み込みプロセスの一番最初のステップです。TTFBが遅いと、その後のFCPやLCPなどすべての指標がドミノ倒しのように遅くなります。サーバーの性能やデータベースの処理速度、ネットワークの遅延などが影響します。
- 目安: 800ミリ秒(0.8秒)以内が「良好」とされています。
FCP (First Contentful Paint)
- 測るもの:最初の画面描画の速さ
- 意味: 真っ白な画面から、テキストや画像などの「何らかのコンテンツ」が初めて画面に表示されるまでの時間です。
- 重要性: LCP(最も大きなコンテンツの表示)の前段階の指標です。FCPが早いと、ユーザーは「ページがちゃんと読み込まれ始めているな」と安心し、離脱を防ぐことができます。
- 目安: 1.8秒以内が「良好」とされています。
TBT (Total Blocking Time)
- 測るもの:操作を受け付けない「フリーズ」状態の合計時間
- 意味: ページが初めて描画されてから(FCP)、ユーザーが確実に操作できるようになるまでの間に、裏側での処理(主に重いJavaScriptの実行)によって画面がブロックされ、操作を受け付けない状態になった時間の合計です。
- 重要性: コアウェブバイタルのINP(操作の応答性)を改善するための手がかりとなる指標です。TBTが長いと、ユーザーがタップしても反応しない「もっさりした」ページになってしまいます。
- 目安: 200ミリ秒以内が「良好」とされています。
SI (Speed Index)
- 測るもの:ページ全体が視覚的に完成していく速さ
- 意味: ページが読み込まれていく過程で、画面の見える範囲のコンテンツがどれくらい早く埋まっていくか(表示されていくか)を計算したスコアです。
- 重要性: LCPが「一番大きな1つの要素」の表示タイミングを見るのに対し、SIは「画面全体がパッと表示されるか、それともジワジワ表示されるか」という視覚的な進行状況を評価します。PageSpeed Insights(Lighthouse)の総合スコアに大きく影響します。
- 目安: 3.4秒以内が「良好」とされています。
計測方法
一般的な計測方法としてはGoogleのPageSpeed InsightsやChromeのプラグインで提供されるLighthouseなどで計測できますが、エミュレートが遅い設定(特にモバイルは遅い)になっているのでパフォーマンスの合格ラインに達するのが難しい計測方法になります。
その他にはGoogle Search Consoleも実際のユーザーのデータを記録してくれるので有効なツールになります。
構築段階での計測であればChrome for Developersのパフォーマンスなどで実際のユーザー環境を想定した計測をする形がお勧めです。
完璧な合格ラインを目指す場合はどのユーザー環境を重きに設定するかが大事になってくるのでWEBサイトの目的としてこの数値ばかりを意識する必要はないかと思いますが近年では注目されているUXの指標の一つになっています。