Blog

Gemini CLIとChrome DevTools MCPでWeb開発をする

更新日:2025年9月30日|公開日:2025年9月30日

WEBサイトの開発向けに便利なMCPサーバが出てきました。Chrome DevTools MCPはChromeの開発者モードを通じてChromeを操作したり各種情報をAIがアクセスできるMCPサーバです。

この記事の内容

Chrome DevTools MCPとは

Chrome DevTools の機能をAIが利用、操作できるMCPサーバ。これまでのコーディング エージェントはAIがコードは作成してくれますが実際にブラウザで見ていないので目隠しで作業を行っている形でしたがこのツールでブラウザを通した表示の確認が可能になりました。まだ出来立てほやほやの公開プレビュー版とのことです。(2025/09/30 執筆時)

AI エージェント用の Chrome DevTools(MCP)

Chrome DevTools MCPの設定

geminiのsettings.jsonに以下を追加します。

{
  "mcpServers": {
    "chrome-devtools": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "chrome-devtools-mcp@latest"
      ]
    }
  }
}

私はルートではなくプロジェクトにsettings.jsonを作成して設置しました。

プロジェクトフォルダ/.gemini/settings.json

Chrome DevTools MCPでできる事

まだインストールしたばかりでよくわかっていませんが、/mcpでチェックしたところ以下の機能があるようです。

「クリック」「ページを閉じる」「ドラッグ」などなど大体のブラウザ操作はできるようですね。

Chrome DevTools MCPの実践

いざ実践ということで、以下のような指示を送ってみました。私のブログのURLを指定してアクセシビリティを検証してという内容です。

このページのアクセシビリティを検証して:https://www.u-ziq.com/

Chrome DevTools MCPを使いますかという確認がでるので「Yes」を選んでいきます。

するとChromeが自動で立ち上がって色々動いてくれます。

自動でChromeが立ち上がって操作可能になります。

あ..小さい画面だとコピー見切れてる…。そこは置いといて。

URLのページに移動しました。
HTMLの情報を読み込んでいってます。
ユーザビリティの問題を検出してくれましたね。直さないけど…。

ブラウザ操作をしてみる

toolsの機能を使ってブラウザ操作はできるんだろうなと思って以下のプロンプトを入れてみました。

serviceのページに移動して
ブラウザも自動で切り替わりました。
同じように情報を取得していきます。
ユーザービリティの検証をしてくれています。
クリックとかもしてくれます。

その他このツールで出来そうな事

上記のような作業に使えるのかなと思います。