Gemini Code Assistを使ってみる
更新日:2025年3月13日|公開日:2025年2月28日
Google製の生成AIであるGeminiを使ったエディタ用のコード生成AIのGemini Code Assistを使ってみました。
Gemini Code Assistとは
Gemini Code AssistはGoogleの生成AIのモデルであるGeminiを使ったコード生成のサポート機能です。

と記載されているように無料で使用できます。私はVisual Studio Codeの拡張機能で使用しました。

インストール
早速インストールしてみます。インストール後はサイドにGeminiのアイコンが出るのでそこをクリックしてパネルを開きGoogleアカウントのログインの関連付けをすれば設定完了です。

さっそく簡単なもので使ってみる
さっそく使ってみました。以下はとあるPythonのファイル(元はChatGPT-4oで作成したコードファイルです。)を開いてオーダーを入れてみました。

オーダーは以下の内容
D列とE列を入れ替えたコードを教えて

このようにコードと合わせて丁寧な解説などもしてもらえます。便利なのがDiffを使ってどこを改変したかがわかる点にあります。

上記の矢印のようなアイコンをクリックします。

変更点が表示されるので採用したい場合は置き換えて保存することで利用できます。
感想としてはすごく簡単で親切。且つ解説もわかりやすいので師匠が横で教えてくれるような感覚になりました。
WordPressで使ってみた
WordPressで何か試しに作ってみようかと以下の機能実装にチャレンジしてみました。
- カスタム投稿でイベントカレンダー表示
- tableタグで日付、曜日、イベント名の3列で表示
- 先月、翌月とページ送りも実装
- 初期表示は当月を表示
これだけでも一応動くものは作れましたが、そもそもの指示が悪かったのですが、以下の改善をお願いしてみました。
- 日付はカスタムフィールドの日付を利用してと指示
※最初は公開日で作られたのですがイベントは未来のものもあるので公開日では色々困るのです。 - function.phpとショートコードで呼び出せるようにと指示
※TOPとアーカイブページでも使えるように一元化 - 日曜と土曜のtdにはsatとsunのclassをつけてと指示
それ以外でも以下のようなチューニングが必要でした。
- カスタムフィールドはACFで作る想定と伝える
※最初上手くカスタムフィールドを取得できていなさそうだったのでACFで管理してると指示 - ページ送りがうまく動いていない、日付とイベント日が合っていないので改善してくださいと指示
※ちょっと時間がかかりましたが生成コードとACFの日付の型(yy-mm-dd)が合っていなかった。 - 平日のセルに「class=””」のみの文法エラーとなる出力になっていたので平日はweekというclassを入れてと指示
もうひとつだった点
上記のようになんだかんだ仕様を設計できる能力が必要なのでまったく知識のない人は難しいだろうなと思いました。色々なことを想定して使える機能を作るにはやはり人間の知識と経験が必要だなと感じます。
急に英語になりだす
込み入ったことを指示しすぎたのか急に解説やコードのコメント部分が英語になりだしてGemini君のテンパった様子がかいまみれました。
それでも一応細かな問題はありますが動くコードが作れたので楽しかったです。
プログラムの勉強にすごく良い
あとAIでコードやプログラムの生成をしてみて思ったのですが作られたコードやアドバイスを見ることでどういった原理でプログラムが動くかがすっと頭に入って理解や知識が飛躍的に高まることに気づきました。
システムはフローとコードと動きが合わさって初めて仕組みを理解できると思うので勉強としても生成AIの活用はお勧めしたいと思います。