GA4でレポートで便利なディメンションと指標のまとめ
2023年7月18日
LookerStudioでGA4のレポートを作成するにあたり、できるだけUA時代のものと近しいものを作りたいと思ったので便利なディメンションと指標などを整理しました。自分用のレポート作成の覚え書きなので随時アップデートする予定です。
この記事の内容
GA4で使い勝手の良い指標
アクティブ ユーザー
エンゲージメント セッションが発生したユーザー。実質的なユーザー総数にあたります。
新規ユーザー
新規セッションが発生したユーザー。新規のユーザーにあたります。
セッション
ユーザーのWEBサイトでの行動の1つの区切りの単位を1セッションとします。30分操作がなければセッションは区切られます。
表示回数
UA時代のページビューに該当する。なんだかんだ一般の人にはページビューがわかりやすい気がします。ただプログラム的なアタックがあった時などノイズが入りやすいので本来はセッションが良い気がします。
エンゲージメント率
10秒以上継続するか、コンバージョン イベントが発生するか、ページビューまたはスクリーン ビューが 2件以上発生したセッションの数と全セッションの割合。ユーザーがページ遷移したり、ファイルをダウンロードしたりといったイベント(行動)を起こした割合などを見るのに良い指標。
平均エンゲージメント時間
ユーザーがブラウザで目的のコンテンツを表示している平均時間。計算方式は平均エンゲージメント時間 = ユーザー エンゲージメントの合計時間 ÷ アクティブ ユーザー数で割りだされる。
直帰率
エンゲージメントのなかったセッションの割合。10 秒未満で終了し、イベントをトリガーしたり、他のページか画面に移動したりせずにウェブサイトを離れた場合、そのセッションは直帰として集計されます。
エンゲージメント率の逆数にあたります。この数値が高いとユーザーが調べたい情報とミスマッチが起こっていたと推測できます。
イベント数
ページの表示、クリック、ダウンロード、スクロールなど様々なユーザーの行動がイベントで収集されています。イベント名でフィルタなどをかけることによって以下のようなデータ収集が可能になります。
- 内部リンククリックカウント(class、ファイルタイプなど)
- 外部リンククリックカウント(ドメインやURL、classなど)
- スクロール数(90%までスクロールしたカウント)
コンバージョン
カスタムイベントなどを作成してコンバージョンに設定することによって指標としてコンバージョンを利用できます。コンバージョンイベントをフィルタすることによって特定のコンバージョンのみ取得することも可能です。
GA4で使い勝手の良いディメンション
ページタイトル
titleタグの記載されたページのタイトル。共通部分などはレポート作成時に正規表現で置換しておくと短くなって読みやすい。
ページの完全なURL
https~からのファイルパス。そのページの完全なURL。レポート作成時にはリンクもついているのでクリックできて便利。長い場合はこちらもドメイン部分は正規表現で置換しておくと短くなって読みやすい。
年、月
「2023年10月」と表示されるので、年をまたぐ時も月が混合されず便利です。月別アクセス推移などで使用します。
概要の基本指標
- アクティブ ユーザー
- 新規ユーザー数
- セッション
- 表示回数
- エンゲージメント率
- 平均エンゲージメント時間
- 直帰率
月別アクセス推移
ディメンション
- 年、月
指標
- アクティブ ユーザー
- 新規ユーザー数
- セッション
- 表示回数
※レポートによって付け加える
ページランキング
ディメンション
- ページタイトル
- ページの完全なURL
指標
- 表示回数
- セッション
※レポートによって付け加える
ユーザー属性
Googleシグナルをオンにしていると測定が可能。ただデータのしきい値が適用される場合があり。GA4からはunknownが過半数を占めるようになったためケーススバイケースでフィルタなどをしておくと見やすくなる。
年齢
ディメンション:年齢
指標:アクティブ ユーザー
性別
ディメンション:性別
指標:アクティブ ユーザー
都道府県
ディメンション:地域
指標:アクティブ ユーザー
新規・リピーター比率
ディメンション:新規またはリピーター
指標:アクティブ ユーザー
閲覧環境
デバイスカテゴリ
ディメンション:デバイスカテゴリ
指標:アクティブ ユーザー
デバイスのブランド
ディメンション:デバイスのブランド
指標:アクティブ ユーザー
オペレーティングシステム
ディメンション:オペレーティングシステム
指標:アクティブ ユーザー
ブラウザ
ディメンション:ブラウザ
指標:アクティブ ユーザー
画面の解像度
ディメンション:画面の解像度
指標:アクティブ ユーザー
参照元/メディア
GA4の参照元/メディアでは「セッションのデフォルト チャネルグループ」か「最初のユーザーのデフォルト チャネルグループ」どちらかを選ぶ形になります。円グラフでセッションのメディアを作ることでオーガニックかリファラーかの比率をわかりやすく表示できます。
ディメンション:セッションの参照元/メディア
指標:セッション
イベント関連
リンクドメイン(ディメンション)に「****.com」を含むというフィルタをかけてイベント数を計測すると、外部リンクへのクリック数など測定できます。例:ECサイトへの遷移や製品サイトへの遷移など。
その他の使い方としてもclassやURLなどリンクのディメンションは色々あります。例えば以下のディメンションと指標で月毎にどれだけ特定のサイトへのクリックがあったかなどをレポートできます。
ディメンション
- 月、年
指標
- イベント数
フィルタ
(例)リンクドメイン 含む ****.com
その他レポートの項目など便利な指標やディメンション、型などあれば追加していきたいと思います。
GA4以外のデータ連携が必要な項目
Search Console
検索キーワードや検索結果の表示回数といったSearch Consoleの各種情報
Youtubeアナリティクス
視聴回数、Total Watch Time、動画の共有数といったYoutubeアナリティクスの各種情報