GA4でスクロール値を計測
2023年6月9日
GA4でスクロール値を計測したいという依頼があったので色々調べてみました。
GA4ではデフォルトで90%のスクロールイベントを計測できる
まずGA4のデフォルトの機能では少し設定を変えるだけで90%のスクロールイベントを計測することができます。
設定>データストリーム>イベント>拡張計測機能へ進みます。
スクロール数をオンにします。デフォルトではオフになっています。
90%だけではなく細かなスクロール数を測定したい場合はGTMを利用する
個人的にはデフォルトの90%で既読かどうかを測定できるのでGTMでトリガーを作らなくてもいい思うのですが、中には25%、50%、75%と任意の細かなスクロール数値で測定したいというニーズもあります。そんな時は上記のデフォルトのスクロール数をオフにしてからGTMでスクロール変数の設定をし、トリガーを作成してイベントタグを入れることで任意の細かなスクロール数値のイベントをカウントすることができます。
設定方法などは以下のページで詳しく解説されており参考にさせていただきました。
なぜその数値で測定するのかを考える
先にも言ったように個人的には既読かどうかを測定するならデフォルトの90%でいいと思っています。画面はPCやスマホの縦横、タブレットなど端末によって色々なのでそもそもスクロール値でユーザーの離脱といった行動測定はあまり意味がないと思っています。ユーザーによっては50%で目的が完了した場合もありますし、90%までいっても目的のページではなかったと離脱するケースもあると思います。またデバイスによっては50%の位置で表示されているコンテンツも違っていたりするので離脱原因の推測が難しいのではないでしょうか。