GA4でクロスドメイントラッキングをする際の注意点
2023年4月18日
旧UAとGA4での機能の違いによるクロスドメイントラッキングをする際の注意点を書き留めたいと思います。
無料版のGA4での注意点について
旧UAではビューという機能があり同じプロパティでもクロスドメイントラッキングあり、なしなどを切り替えることができましたがGA4ではビューの概念がなくなったので切り替えることができません。
たとえば本サイトがwww.example.comでGA4のプロパティはG-xxxxxxxxxxxxが入っていて、サブドメインの関連サイトsub.example.comではGA4のプロパティはG-yyyyyyyyyyが入っているとします。
ここでwww.example.comでsub.example.comを含めてクロスドメイントラッキングをする場合はG-xxxxxxxxxxxxのトラッキングコードをsub,example.comに入れてクロスドメイントラッキング設定をすれば始められます。
当然ながらG-xxxxxxxxxxxxではwww.example.comでsub.example.com2つのアクセスがミックスされてデータ蓄積されていきます。
ただ後々で2つのサイトを分けてデータ測定したいとなった場合旧UAではビューで参照サイトsub.example.comを除外などのように切り分けたビューを作れましたがGA4ではビューのようなフィルタ機能がないのですみ分けでの計測が難しくなります。
サブプロパティについて
しかし有料版では1つプロパティで複数のサイトの計測をサブプロパティという形で個別測定することができます。これを利用することでサイトの切り分けや後々のデータの切り分け、比較などが行うことができます。
統合プロパティについて
サブプロパティは1つのプロパティで複数サイトをトラッキングする用途でしたが、通常のプロパティを複数まとめて1つのプロパティとして統合して測定できる統合プロパティというものもあります。
詳しくは以下のサイトで紹介されています。
GA4有料版にサブプロパティ・統合プロパティが登場!Google広告への連携も可能
まとめ
サイトごとにすみ分けて測定したい場合は有料版のサブプロパティや統合プロパティを利用しないとすみ分けや比較ができないので注意が必要です。