多言語サイトの対応言語の選定をどうするか?
2015年7月8日
まずは情報発信するサイトをどの言語までサポートするのかという点を考えないといけません。
選定基準の洗い出し
- インバウンドなのかアウトバウンドなのか
- ターゲットとなる国の言語状況(第2言語の浸透率)
- 予算・運用時の人的リソース
大きく分けると上記の基準によって選定していく事になるかとおもいます。
インバウンドなのかアウトバウンドなのか
インバウンド(訪日外国人対応)であれば日本政府観光局の訪日外客数の動向のデータが参考になります。
●訪日外客数の動向|マーケティング・データ|日本政府観光局(JNTO)
http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/
以下は主な国のリスト。やはりアジア圏が多いです。
- 台湾
- 韓国
- 中国
- 香港
- タイ
- アメリカ
- オーストラリア
アウトバウンド(日本→各国)であればターゲットの国の公共言語となります。
ターゲットとなる国の言語状況(第2言語の浸透率)
たとえばターゲットの国がフィリピン、シンガポールだとすると第2言語の英語が広く使われているので、ある程度英語だけでカバーできますが、教養の差などもありますので、ある程度ローカルな層にフォーカスをあてるなら第1言語までサポートするほうが良いです。
予算・運用時の人的リソース
構築時の予算や運用時の人的リソースもかなり大きな問題となります。
- 言語数によって翻訳やページ量が×2×3で上がっていく
- 納品物である言語の最終チェックをする人員がいるのか?
- 構築後の更新を対応していく予算は確保されているか?
ここはかなり重要な要素になるので事前にきっちり詰めておいたほうが良いでしょう。
上記のような様々な視点からの要素を整理しながら対応言語を選定すると良いかと思います。