コミュニケーションデザイン
2007年7月21日
つい先日参加したイベントでビジネスアーキテクツの森田雄さんもおっしゃってもいたんですが、WEBデザインって企業が発信したいメッセージと、それを受け取ったエンドユーザーが抱く企業のイメージとのギャップであったり、溝を埋めるようなコミュニケーションをデザインする役目がWEBデザインにおいて大事なんだなと感じます。
企業が発信したいメッセージは色々な利害関係によって角が尖ってしまい、エンドユーザーにはチクチクと刺さる。だからその角を丸める作業が必要になる。企業の理念であったり、事業が目指すゴールなどを考慮した情報を発信をするのはもちろん必要。でもそれをエンドユーザーのニーズに合うメッセージとして受け取ってもらわなければいけない。WEBデザインってそういうフィルターのような役割なんだと思います。
ちまたではユーザー中心デザインが何かと流行ってはいるけれど、かならずしもユーザー中心デザインで利益を上げられる企業が多いとは思わない所もあります。根本的には企業の問題解決はユーザー中心のデザインなんだとは思うんですけれど、商売ってそうも単純ではないと思うんですよね。
SEOで上位表示するだけで物が売れたり、サービスを提供できたりっていうのはもう難しいんじゃないかとも思うし、WEBマーケティングにおいてSEOを度外視することはできない。
企業中心デザインなのかユーザー中心デザインなのか、SEOなのかコンテンツなのか、これからはどこに力を入れたらいいのかっていう優先順位が重要になるんではないかと思います。