形のないものを売るテクニック
2007年4月25日
インフォプレナー(情報起業家)という情報を商売にするビジネスがあります。よくある年収1000万以上稼ぐ成功法則!やアフィリエイトで月収30万以上稼ぐ方法!といったサイトで見かけるアレです。
このインフォプレナー達のマーケティングや営業スタイルは形のない商品を売る際に非常に参考になります。形のない商品とはWEB制作業界にも当てはまるケースが多々あります。
たとえば、SEOで上位表示といったSEO業者も実際はBIGキーワードで上位表示されるかされないかはわかりませんし、結果は未来のことであって、SEO業者のクライアントというのは形のない商品を買っていることになります。(中には結果がでた時に報酬を頂ますという良心的な業者もいますけどね。)
収益が上がりますよと謳ってWEBサイト制作を販売するケースもそれに当てはまりますよね。
そして、彼等達(インフォプレナー)のターゲットは彼等達の言葉に耳を傾け、頷いてくれる人々だけに焦点をしぼり、説得はしません。そして彼等は催眠商法にも通じる心理的なトリックをたくみに利用して信者というファンを作り出しています。
この心理的なトリックこそが、形のない商品を売る際に非常に参考になります。以下に心理的トリックの一例をあげると。
- 健康になりたいですよね?
- 良いものは高いですよね?
- 健康になるためにはこれが必要ですよね?
このように相手に同意をうながすことによって、「そうなんだ」と思わせることができます。10000人のうち9900人に相手にされなくても、その中に100人の信者さえ作れば、ビジネスは成功するということです。要するに母体を増やすことで分子の信者の数が増えていくということになります。
もしクライアントのビジネスがこういった形のないものを商材にしているのならば、インフォプレナーの手法(もちろん合法的な範囲でね)がWEB戦略においても非常に参考になると思いませんか?