プログラムの記述の多様性
2009年5月20日
プログラムにはひとつのロジックを記述する際に様々な記述方法があります。symfonyの文献から引用した例がわかりやすかったので覚書として書き留めておこうと思います。
PHPを例にとっていますが、記述方法を大まかに分けると
- べた書き
- MVCに分離
- フレームワークやライブラリのクラスを利用
PHPはHTMLにそのまま書き込んでいける言語なので、従来ずっとこのようなべた書きが多いようでした。また、参考書などでも解説をする際に1つのファイルソースで説明したほうがわかりやすいのでべた書きの例が多いと思います。
しかし、コードの再利用を考えたり、ロジックが複雑になり記述量が長くなった際には保守性が低下してしまいます。なので、MVC+データベースの象徴化などを利用して役割ごとに分離して記述する事で保守性がアップします。
またフレームワークやPEARといったライブラリを利用することでデータベースを扱う記述やフォームのHTML要素を作るといった作業を効率よく自動で行うことも可能です。
小規模なシステムを構築する際などは納期の関係などからMVCやオブジェクト指向なプログラミングをすることで逆に非効率になるケースもありますが、大規模なシステム開発を複数人で行う際にはMVCやオブジェクト指向プログラミング、ライブラリやフレームワークの使用を組織でガイドラインなどを作成し、効率よく使用することで、開発速度や保守性、コードの再利用性などがアップします。
※symfonyの解説にある「第二章 symfonyのコードを探求する」の文献を参考にしました。