WEBディレクターについて思うこと

2008年3月28日

今日はWEBディレクターについて思うことを書いてみようと思う。一応自分はWEBディレクターという肩書きだけどもこの肩書きはいまいちピンとこないんだな。

目次

WEBディレクターとは

僕自身、大阪の規模の小さい案件を回している身なので、わかったような事を言うのもなんなんですが、この職務は特に深いWEBの知識が必ずしも必要ではないと感じています。

他業界からの転職でも十分やっていけると思います。求められる能力は” コミュニケーション能力 “と” 空気が読める能力 ”と” 情熱 ”がポイントかなと思います。

WEBサイトという商材をクリエイティブな物と捕らえるか、単なる商売のツールであると捕らえるかという、意識の違いだけをとってもまったく方向性が異なりますし、どちらが正しくて、どちらが間違っているという事がないだけに理想のWEBディレクター像を定義する事が難しいです。

ただ言える事は、WEBサイトが商材ならクオリティの高いものを作る事がWEBディレクターとしての最終的な評価の基準になるのかなとは思います。

WEBディレクターの仕事とは

特にこれといって決まってないと思います。会社のワークフローによってまちまちといった所ですね。一般的な主な業務としては以下の通り。

  1. 企画立案
  2. 要件定義
  3. スタッフのアサイン
  4. スケジューリング
  5. 制作進行管理
  6. 品質管理
  7. クライアント対応
  8. 公開・納品業務

僕が所属してる組織ではこれ以外にも写真を撮ったり、コピーを書いたりといった業務もWEBディレクターが担っていますので結構ハードな職種と言えるでしょう。

ある程度の社会経験を積んでいる人であれば、1,2,6の項目以外は問題ないと思います。1,2,6の項目にはクリエイティブな能力だったりWEBの知識が必要だったりしますが、情熱でカバーできます。

WEBディレクターの待遇面について

当たり前のことですが、組織によってまちまちです。

WEB業界は比較的3Kな環境なので技術職は特別な能力がないかぎりは仕事がきつかったり賃金が低かったりします。そしてWEBディレクターはどちらかというと技術職ではない事務作業が主な業務になってきますので、いわゆる一般的な企業の平均的なお給料です。なので、組織の規模によって福利厚生や基本給は変動します。

WEBディレクターになるためには

” WEBディレクターの仕事とは “の1,2,6の項目を重視する、いわゆるクオリティ重視の会社であれば、未経験はきびしかったりします。実務経験がないとなかなか雇ってくれませんが、不可能とまではいかないと思います。

又、1,2,6の項目をワークフローでがっちり定めている会社であれば、未経験でも問題なく入れると思います。しかし、1,2,6の項目がWEB業界で一番やりがいの感じる仕事だと思うので、ある程度の期間が経過すると物足りなさを感じるかもしれません。

WEBディレクターについて思うこと

これといった” WEBディレクター 像”を定義することが難しく、かなり業務内容や必要とされる能力があいまいな職種であると思います。ただし、物づくりが好きで全体を通して関わっていたいという方には向いてると思います。逆に物づくりが好きでないと苦痛を感じるのではないかと思います。

このように、定義があいまいな職種だから” WEBディレクター ”という肩書きにピンとこないのかなと自分では感じています。” WEBディレクターってどういう仕事? ”って聞かれると真面目に答えようとすればするほど、なんて言っていいかわかりません。

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