WEBディレクターは誇れる職業か?

2007年4月16日

名村さんのブログ『WEBディレクションやってますblog』のエントリー『誇れるWEBディレクターという職業を作る』と現在、セシールでWEBマスターをなさっている島元大輔さん著『だからWEBディレクターはやめられない』などのWEBディレクション関連の文献を読んで思った事を書き留めておこうと思います。
(『だからWEBディレクターはやめられない』はデザイナー時代に読んでたんですが、今回また改めて読み返すと、その時とはまた違った発見などもあっておもしろかったです。WEBディレクションを勉強する際にはお勧めです。)

僕がなぜWEBディレクターになろうと思ったかというと一番の理由は所得をあげるためでした。広範囲の業務をハンドリングしたいという欲求もありましたが。マネジメントスキルを磨きたいという部分も大きかったと思います。

今はこのWEBディレクションという仕事でマネジメントスキルを磨けるかという事に疑問を抱いています。デザイナーorコーダーとディレクターの関係において上下関係はない。上下関係が発生しない場合そこにマネジメントする必要が生まれるのかが疑問になりました。

一般企業であれば上司(組織においても関係上、上の立場の人間)が部下(組織においての関係上、下の立場の人間)に対してマネジメントを行います。そのマネジメントには鈴木義幸さんなどが提唱しているコーチングといったような体系だった手法などがあります。

けども、対等の場合はどうでしょうか?そこにはお互いの考えを理解し合い、尊重することによって協力し合う事以外に相手をマネジメントする術はないように思います。それは組織での上下関係においてのマネジメントとはまったく異なる性質のマネジメントになります。

ここに一つのかなしい現実があります。というのはWEBディレクターはデザイナーやコーダーといった職種に従じる人々のことを自分よりも下の階層の職種、ひどく言うと奴隷などと思っている勘違いをしている人間も少なからずいるということ。これはSirのSEとプログラマーの関係にも通じる部分があるかもしれません。

真にクリエイティブな組織においては起こりえない発想だけども、そうでない組織においては起こりうるという現実。そういう人間と仕事をしていると非常にかなしくなります。

すべてのWEBディレクターがそうであるとは思わないけれども、そう思っている人間が少なからずいるような気がします。

そう思っている人間に問いただす気なんてさらさらないけれど、そんなかなしい現実を間のあたりにした時、このWEBディレクターという職が誇れる職業なのか?という疑問が浮かび上がりました。

当分の間はWEBディレクションの実務をこなしながら、誇れるWEBディレクターという職種ってなんだろう?というテーマを掘りさげて考えてみるのもいいかなと感じた今日この頃でありました。

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