WEBディレクターは誇れる職業か?
名村さんのブログ『WEBディレクションやってますblog』のエントリー『誇れるWEBディレクターという職業を作る』と現在、セシールでWEBマスターをなさっている島元大輔さん著『だからWEBディレクターはやめられない』などのWEBディレクション関連の文献を読んで思った事を書き留めておこうと思います。
(『だからWEBディレクターはやめられない』はデザイナー時代に読んでたんですが、今回また改めて読み返すと、その時とはまた違った発見などもあっておもしろかったです。WEBディレクションを勉強する際にはお勧めです。)
僕がなぜWEBディレクターになろうと思ったかというと一番の理由は所得をあげるためでした。広範囲の業務をハンドリングしたいという欲求もありましたが。マネジメントスキルを磨きたいという部分も大きかったと思います。
今はこのWEBディレクションという仕事でマネジメントスキルを磨けるかという事に疑問を抱いています。デザイナーorコーダーとディレクターの関係において上下関係はない。上下関係が発生しない場合そこにマネジメントする必要が生まれるのかが疑問になりました。
一般企業であれば上司(組織においても関係上、上の立場の人間)が部下(組織においての関係上、下の立場の人間)に対してマネジメントを行います。そのマネジメントには鈴木義幸さんなどが提唱しているコーチングといったような体系だった手法などがあります。
けども、対等の場合はどうでしょうか?そこにはお互いの考えを理解し合い、尊重することによって協力し合う事以外に相手をマネジメントする術はないように思います。それは組織での上下関係においてのマネジメントとはまったく異なる性質のマネジメントになります。
ここに一つのかなしい現実があります。というのはWEBディレクターはデザイナーやコーダーといった職種に従じる人々のことを自分よりも下の階層の職種、ひどく言うと奴隷などと思っている勘違いをしている人間も少なからずいるということ。これはSirのSEとプログラマーの関係にも通じる部分があるかもしれません。
真にクリエイティブな組織においては起こりえない発想だけども、そうでない組織においては起こりうるという現実。そういう人間と仕事をしていると非常にかなしくなります。
すべてのWEBディレクターがそうであるとは思わないけれども、そう思っている人間が少なからずいるような気がします。
そう思っている人間に問いただす気なんてさらさらないけれど、そんなかなしい現実を間のあたりにした時、このWEBディレクターという職が誇れる職業なのか?という疑問が浮かび上がりました。
当分の間はWEBディレクションの実務をこなしながら、誇れるWEBディレクターという職種ってなんだろう?というテーマを掘りさげて考えてみるのもいいかなと感じた今日この頃でありました。
Coments
うちの会社はディレクターとデザイナーの間にヒエラルキーはないよ。それはほぼ全員意識してる。新しい人とかはその空気になかなか慣れないみたいやけど。ホントにいいもの作るためにはヒエラルキーはあまり必要ないかも。クリエイティビティが発揮できないね。
デザイナーとディレクターは違う職能やからね。実際に金銭的なやりくりや人間通しのやりとりを行うディレクターはストレスフルやから、多少給料が違うのは当たり前やと思ってるけど。
投稿者: KOZZY | 2007年4月17日 18:11
KOZZY>
表面上はうちもヒエラルキーといったものはないんですけどね。でもディレクターの話を聞いていると節々にそう感じることや、はっきりとそう言っている人やらが周りにいて少し考えさせられたんですよね。KOZZYさんの会社は本当にクリエイティビティが発揮できる良い環境だとつくづく感じます。
投稿者: u-ziq | 2007年4月17日 21:38
初めまして。とあるWebディレクターです。
記事の内容を拝見しまして、そんなディレクターがいるのなら、非常に残念というかなんというか、なんか「えっ?」と思ったので投稿させていただきますね。
私は、昨年まで国内最大の某制作会社でWebディレクターとプロデューサーをやっていましたが、そんな方は見渡す限りいないと感じていました・・・。やっぱりチームで仕事するには、リスペクトは必要なのはU-ZIQさんのおっしゃるように前提条件ですよね。
その上で初めて、「目的やプロセスを、制作チームと顧客全員で共有する」「スケジュールやタスク管理」というWebディレクターのコミュニケーションが成り立つはずなのに・・・と改めて思いました。
長文失礼しました。ほかにも面白そうな記事あるので勉強させていただきます~。
投稿者: とあるWebディレクター | 2007年10月17日 00:51
はじめまして。とあるWEBディレクターさん。
ブログよく拝見させていただいてます。
僕は狭い世界しか見ていなかったのでしょう。
自分自身、社会に出て何かとホンネと建前を使い分けるようになって過敏になってしまい、行き過ぎた文章になってしまったと思います。
すべてのディレクターがそうではないですよね。
投稿者: u-ziq | 2007年10月22日 21:28